VBA【PrintOut】の引数を解説【印刷マスター】印刷の設定色々変更

ExcelVBAの「PrintOut」の引数を解説していきます。

VBAにおける「PrintOut」は印刷することができますね。

「PrintOut」の引数は、印刷の設定を色々変えることができるので
知っておくと便利ですよ。

マクロで単純に印刷するだけではなく、印刷の設定を変更したい方は
「PrintOut」の引数を理解する必要があります。

◆PrintOutの引数一覧

VBAの「PrintOut」の引数は、下記になります。

PrintOut ([ From ] [, To, ] [, Copies, ] [, Preview ] [, ActivePrinter ]
[, PrintToFile ] [, Collate ] [, PrToFileName ] [, IgnorePrintAreas ] )

・PrintOutの引数サンプルコード

Sub PrintOutメソッド()

Dim オブジェクト(印刷対象) As Worksheet
Set オブジェクト(印刷対象) = Sheets(1)

オブジェクト(印刷対象).PrintOut _
                From:=1, To:=1 _
                , Copies:=1 _
                , Preview:=False _
                , ActivePrinter:="\\http://192.168.1.210" _
                , PrintToFile:=False _
                , Collate:=True _
                , PrToFileName:="" _
                , IgnorePrintAreas:=False
End Sub

参考リンク:VBAコードの改行について

・PrintOut引数の意味詳細

「PrintOut」の引数のそれぞれの意味について解説します。

From 省略可能 印刷するページが複数ある時に指定可能です。
印刷したい開始ページの番号を指定します。
この引数を省略すると、最初のページから印刷します。
To 省略可能 印刷するページが複数ある時に指定可能です。
印刷したい最終ページの番号を指定します。
この引数を省略すると、最初のページから印刷します。
Copies 省略可能 印刷部数を指定します。
この引数を省略すると、印刷部数は 1 部になります。
Preview 省略可能 印刷実行時に印刷プレビューを表示するか設定できます。
True
  :印刷プレビューを表示します。
False 印刷プレビューを表示せず、印刷します。
ActivePrinter 省略可能 印刷に使用するプリンター名を指定できます。
普通にプリンター名を指定するだけでは、できませんので
こちらのページで「ActivePrinter」の引数について解説しています。
PrintToFile 省略可能 True の場合、拡張子「.prn」ファイルの出力します。
引数「
PrToFileName」省略した場合、保存先やファイル名を
指定するためにエクスプローラーの
標準ダイアログ ボックスを表示します。*****
こちらのページでPrintTofile
PrToFileNameについて詳しく解説しています。
Collate 省略可能 部単位で印刷するかどうかの設定ができます。
True
 の場合、部単位で印刷します。
PrToFileName 省略可能 引数「PrintTofile」が True に設定されている場合
この引数は、印刷するファイルの名前を指定することができます。
引数「PrintTofile」が True を指定されているのに
この引数を何も指定しなかった場合
標準ダイアログ ボックスを表示します。
こちらのページでPrintTofile
PrToFileNameについて詳しく解説しています。
IgnorePrintAreas 省略可能 True の場合、エクセルで設定した印刷範囲を無視して
VBAで指定したブックやシート等のオブジェクト全体を印刷します。
名前 必須 説明

「PrintOut」の引数についてざっと説明しましたが、ほとんどは、理解できたと思います。

ですが、「ActivePrinter」と「PrintToFile」、「PrToFileName」に関しては
上記の説明だけだと理解しにくいと思いますので、下記の記事で紹介します。

特に「ActivePrinter」は、上記で理解できても、プリンターの指定方法が特殊なのでご注意ください。

プリンターを指定して印刷

「PrintToFile」と「PrToFileName」について

◆VBA印刷関連おすすめリンク

シートを指定して印刷

◆まとめ

これを読んでも解決できない方、なにか不明点がある場合は
コメントして頂くか、こちらからお問い合わせしてください。

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