VBA【PrintToFile】【PrToFileName】を解説【PrintOut】引数

Excelのマクロで印刷する時に使用するコード「PrintOut」の引数である
「PrintToFile」「PrToFileName」について解説します。

「PrintToFile」「PrToFileName」についてあまり解説されているサイトはありません
でしたが、気になったので調べてみました。

基本的な「PrintOut」の使い方や用途を知りたい方は、こちらをご覧ください。
「PrintOut」の引数についても解説しています。

「PrintToFile」「PrToFileName」の説明

VBA「PrintOut」の引数の中にある
「PrintToFile」「PrToFileName」に関しては、下記の表の意味となります。

PrintToFile 省略可能 True の場合、拡張子「.prn」ファイルの出力します。
引数「
PrToFileName」省略した場合、保存先やファイル名を
指定するためにエクスプローラーの
標準ダイアログ ボックスを表示します。
PrToFileName 省略可能 引数「PrintTofile」が True に設定されている場合
この引数は、印刷するファイルの名前を指定することができます。
引数「PrintTofile」が True を指定されているのに
この引数を何も指定しなかった場合
標準ダイアログ ボックスを表示します。
名前 必須 説明
https://jovba.com/2023/07/03/print_sheet/

公式から「PrintOut」の引数説明を抜粋したものですが、意味わかりませんよね。

「PrintToFile」の意味とは

「PrintToFile」の用途を要約すると、印刷データを保存するか設定できますよという事になります。

「PrToFileName」の意味とは

「PrToFileName」の用途を要約すると、印刷データのファイル名を指定するという事になります。

印刷データってなに?って思いますよね。

次の項で説明しています。

「PrintToFile」「PrToFileName」の使い方

・VBAサンプルコード

Sub PrintOut_PrintToFile_sample()
Sheets(1).PrintOut _
            PrintToFile:=True _
            , PrToFileName:="C:\Users\JoVBA\Desktop\vba_PrintData.prm"
End Sub

・サンプルコード説明

「PrintToFile」「True」しないと、「PrToFileName」に値を指定しても意味はありません。

印刷データ「.prn」を保存したい時は、「PrintToFile」は、必ず「True」にしてください。

「PrintToFile」「無指定」「False」には、しないようにしてください。

「PrToFileName」関しては、「無指定」でも問題ありません。

保存先を指定したければ、保存パスとファイル名を「PrToFileName」に指定すればOKです。

「PrToFileName」「無指定」の場合は、標準保存ダイアログが表示されるので
そちらで指定すればOKです。

・印刷データ「.prn」とは

印刷データ「.prn」と聞いても知らない方が多いですよね。

「.prn」とは、印刷するデータや印刷に関しての設定報、印刷先などの情報があるファイルです。

まず、使う事は、ないと思います。

「PrToFileName」で保存できる拡張子

「PrToFileName」で保存できる拡張子は、標準で「.prn」ファイルですが
「.txt」、「.pdf」、「.xlsx」でも保存できます。

保存する拡張子は、自由ですが、「.pdf」、「.xlsx」等は開けません。

テキスト形式「.txt」で保存すると、中身は見えますが、ほぼ文字化けしています。


◆VBA印刷関連おすすめリンク

プリンターを指定して印刷

シートを指定して印刷

◆まとめ

印刷データ「.prn」ファイルなんて、人生で使用することはあるのだろうか・・・。

と思いました。

私が使うことがあれば、また発信させて頂きます。

印刷データ「.prn」ファイルをよく使う方は、どんな時に使うのか、コメントよろしくお願いします。

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